ランディングページとは、あなたの企画したコンテンツやツールに興味のある人が、名前とメールアドレスを登録するページのこと。
バナー広告やブログから、もっと情報を知りたい人たちを着地させるページということで、ランディングページと呼ばれています。
主にリスト取りするために、ランディングページが必要になんですが、このページを作ること自体が、ひとつの大きな壁になっています。ある程度コピーライテイングの力が必要ですから、素人にはハードルが高いというのが理由です。なので、仮に頑張って作ったとしても、リストが取れないというのであれば、意味がありません。
しかし、素人だったら書けないかと言ったらそうでもなく、ちょっとした型を知り、その型に当てはめて作れば反応率の高いランディングページを作ることは可能です。
ということで、今回は、素人ながらも登録率の高いランディングページを作った型を紹介していきたいと思います。
先にこういった型を知っておくだけでも、ランディングページの制作に対する壁はがくんと下げられると思うので是非、活用してみてください。
ということで、早速はじめていきたいと思います。
ランディングページは、色んな情報があるサイトとは違い、ページの離脱率を最小限に抑えるために、縦長の1カラムで構成されていることが一般的です。
1カラムで作ることで、余計な情報は入れずに集中して読んでいただくことができます。
ランディングページの目的は2種類あって、直接商品を紹介して購入を促すワンステップものと、とりあえず連絡先だけを登録してその後にこちらから情報提供し、見込み客を教育してから販売する2ステップものがあります。今回は、後者の2ステップものの型を中心に話をすすめていきたいと思います。
成約率
ランディングページの目的は、お客さんに行動してもらうことになります。私達がとって貰いたい行動はもちろんメールアドレスを登録していただくことです。100人の人が読んでそのうち1人がアドレスを登録してくれたら成約率1%です。
たくさんのアドレスを手に入れたかったら、このランディングページを多くの人に見てもらい、さらに高い成約率を狙っていく必要があります。成約率は、読んでくれる人の興味を惹き、ニーズやウォンツを理解した文章などによって大きく変わります。
最初から成約率の高いページを書かる人は少ないのですが、(ある程度経験のある人でも難しいと言われている)そこは、反応を見ながら修正を繰り返していくことで、出来上がっていきます。なので、一度書けたらそこで完成というわけではなく、成約率を高めるためにもテストが必要になります。
そのテストというのは、ランディングページをいくつか用意して、ABテストと言う形式で行います。やり方は簡単で、広告に出稿してランディングページにアクセスを流すことで、どっちが反応がいいのかを調べていきます。
このテストを行うことで、だんだんランディングページの良し悪しがわかってくるので修正しながら費用対効果を高めていきます。この成約率を高める為にも、ランディングページの中身がとても重要なのはもうおわかりですね?
今回はランディングページの成約率を高めるために必要なパーツを型として紹介していきます。
制作において大事なこと
まず、型の前にランディングページを作成する上では、「ターゲット属性」を一層絞り込むことがとても重要です。ランディングページは、いわば手紙ようなものなので、1人に対して響くように文章を書く必要があります。
その為にも、十分にターゲットをリサーチして属性を絞りこんでいき、さらにそのターゲット属性が響いたり、普段会話で使ったりするキーワードを散りばめて制作していくことが大事です。
ランディングページが発するメッセージは、不特定多数の人に向けて書くのではなくて、特定した「あなた」に向けて書くというのが非常に重要です。
これはコピーライテイングにおいても、よく言われることなのでよく覚えて置く必要があります。「ターゲットを絞ることをちゃんとできていなければ、文章は相手に響かないので反応もしてもらえないからです。
ここをよく理解しておきましょう。
ランディングページの構成要素
今回のランディングページの目的は、2ステップマーケテイングと言われる方法で、企画に興味のある人だけを集めて連絡先を登録してもらうことです。
その目的を達成するためには、さきほど言ったようにランディングページに様々な大事な要素を盛り込必要があります。それを今回は型として紹介するので、そのまま埋め込むように書いてもらうことで、素人でもそこそこ上手い人が書いたようなページが作れると思います。
実際に私のコンサル生は、今回教る型を忠実に守って書いたランディングページでガンガンリストを集めているので成果は保証済みです。
構成要素というのは、例えば、ふと、ページに何気なくアクセスをしてきた訪問者の視線を一瞬で鷲づかむキャッチコピーや、続きを読みたくなるよなサブキャッチやボレット、何か入賞歴ですとか、購入者の声、実績、失敗から成功までのエピソードなど、ランディングページを構成する要素はどれも外すことができない重要なパーツがたくさんあります。
これらの要素を組み合わせることで、はじめてアクセスしてきた人が登録してくれるページを作ることができるのですが、何か欠けてしまうと成約率がガクンと下がったりします。それだけ、人はシビアに見てくる傾向があるのできちんと必要なパーツは覚えておいて損はありません。
ではここから、その必要な要素とは何かを順に解説していきたいと思います。
リスト集めのランディングページに必要な構成要素
1,キャッチコピー
キャッチコピーは、御存知の通り、一言で相手の興味を惹きつける言葉になります。
キャッチコピーは、ランディングページの中でも、一番最初に目に入る最も大事なパートです。このキャッチコピーで興味を惹きつけ、ランディングページの次を読み進めてもらわなければなりません。
とにかく、まずは下に下に読んでもらえるように、キャッチコピーは、見た目も派手に、インパクトのある言葉で、相手に自分事だと思ってもらえるようしましょう。
キャッチコピー例)
・本気でやせたいなら、ゲーセンに行け!
・勉強のしすぎて成功できずにいませんか?
・ちょっと待ってください。あなたが成功できない理由を10秒で教えます。
・なぜ、あの人だけが、株で儲けられるのか?
・インフルエンザにかかってしまいって、仕方なく家でスマホをポチポチしていたら、3日で70万円稼ぎました。しかも合法的に。
このように、今の悩みを言葉で視覚化することで、潜在ニーズを掘り起こしたり、常識はずれな言葉やギャップのある言葉を入れると効果があります。
もちろん、「嘘」はいけませんが、キャッチコピーをを作る際には、
「絵~!なにこれ?まじかよ!」
思わず目を疑いたくなるような文章を盛り込むようにしましょう。
サイトに来た訪問者は続きを読むかどうかを3秒で決めると言われています。なので、3秒以内に、「おっ!これはなんだ!?」と思わせなければなりません。
いくつかテクニックはあるのですが、その方法として、
「たった1ヶ月で!」「1日たった5分で」「小学生でも稼げた」といった意外性。
「ブサイクなのにモテる」というようなギャップ系、
「飛行機では絶対に・・・食べてはいけないもの」という暴露系、
というような視覚的にも、言葉的にもインパクトがあるようなもの、イメージしやすい言葉を使うことで、興味を惹かせることができます。
そのコンセプトからズレないように、興味を惹くキャッチコピーを考えていきましょう。
2,実績、証拠画像
キャッチコピーによって、「あれ?なんだろう?」と思わせることができたら、その下に、実績や成功事例などの証拠を掲示します。
誰がどうなったのか?ビフォーアフターをしっかり明記することで、さらに興味を惹かせます。どういう人がどうなったのか?ぶっちゃけこれだけで十分というくらい大事なパーツです。この「誰が」というのが、訪問者に当てはまると自分事だと思ってもらえるので、その後も読み続けてくれる可能性は高まります。
それをお客さんの声で書けるとより一層信憑性が高まります。「誰が、どうなったのか」を「お客さんの声」で話してもらうことによって信頼度は高まるので、気になる方はメルアドを登録してくれるでしょう。
書き方としては、例えば、ダイエット系であれば、実際に痩せる前とやせた画像を載せます。
稼ぐ系であれば、誰が、何をして、どれくらいの期間でいくら稼いだのか?
実際に稼いだデータなんかの証拠画像を載せます。
キャッチコピーの下に実績を持ってくることで、さらにその先を読み進めたくなる心理が働きます。実践者の実績をのせたり、また、何か賞を受賞しているなら、そういった履歴も載せていきましょう。
強力なキャッチコピーと、圧倒的な実績を載せることで、「一体何故なんだ? どうやったんだ?」と一気に興味を惹きつけ、続きが読みたくなるようにすることができます。
3,自己紹介
実績や証拠を掲示できたら、その後に自己紹介をします。
ここで、紹介するのは、商品ではなく、あくまで、サービス提供者や商品開発者といった人になります。
メディアによく露出したりして、有名な方でしたら、一番前に出てきてもかまわないのですが、無名な人ほど、自己紹介は実績や証拠画像の後に書くのが望ましいです。
いきなり、知らない人が出てきても、何をやってきたのかわからなければ、ただただ怪しくて、信用できないので、読まれなくなるのが普通です。
なので、自己紹介する前に、「コイツすげ~な~」と思わせることがとても重要なのです。
4,エピソード
そして、自己紹介の流れで、あなたが提供しているサービスや商品を作った背景や、開発秘話を書いていきます。
これは、商品に対して親近感を持たせたり、作りての顔をより印象づける効果があります。
なぜこの商品を作ったのか? また、この商品が生まれたきっかけなどを出来るだけ詳しく書いていきましょう。
なぜ、エピソードを書くのかと言えば、例えばスーパーなどで野菜を買う時に、その野菜を作った人の顔写真があると、より親近感や安心感が生まれますよね?
エピソードを読むことで、商品の背景にあるストーリーや開発者の商品に対する熱意や想いなどが伝わり、読み手の興味がどんどん商品に向いてくるからです。
商品の特徴ばかり伝えるよりも、こういった背景などを伝えていくほうが、大事です。
手に入れた人の感想
ここまでで、エピソードによって商品に対する興味が増してきたところで、次にその商品を購入した人の感想を配置していきます。
購入者の感想は、
・購入直後の感想
・実践後に成果を出した人の感想
があるのですが、もちろん効果的なのは、後者のほうです。最初のうちは購入者の声でもかまいませんが、実践して成果を出す人が出てきたら、実践後の感想をもらうようにしましょう。
最低でも2個以上配置するのが望ましいです。さらに、顔写真、名前、出身地、年代、職業など情報があるほど、効果的です。
信憑性が高まるほど、購買意欲は高まっていきます。
手書きの感想を画像でキャプチャしたりするのも効果的です。読みにくい、わかりづらいと思ったら離脱してしまうので、テキストで文字起こししたものを一緒にのせておくのも大事です。
※写真付きで感想を貰う方法
購入者から、写真付きで感想を集める方法として、購入後のメール内にアンケートを設置する方法があります。
その中から、良い感想をピックアップして、掲載してもよいか許可をとります。もともと、好感触なお客様ですので、謝礼や、特別な特典を用意すれば快諾してくれケースがほとんどです。
また他には、事前モニターとして、無料で使用できる代わりに、写真付きで感想を貰う方法をあります。
また、実績者の声は、インタビュー形式で動画や音声として設置するとより効果的です。
フロントエンド商品の紹介、価値を伝える
次は、いよいよプレゼントである、フロントエンド商品やサービスの内容を詳しく記載していきます。
商品画像も大きく掲載し、しっかりと商品価値を伝えていきましょう。最も伝えるべき価値のポイントはベネフィットです。
どういう状態からフロントエンド商品を受け取ることで、どうなるのか? ベネフィットを要約し価値を伝えていきましょう。
いつでも手に入るものだと思われたら行動してくれないので、緊急性、限定性、希少性、を明示します。
人は、期限が決まっていないと動かない生き物なので、クロージングの際は ”期限を決めて、行動を促す” ということが大事だからです。
5,登録フォーム
フロントエンド商品の説明ができたら、あとはこのメールアドレスと名前を入力する登録フォームを設置します。
登録フォームは、HTMLタグで制作することも可能ですし、また登録しているメルマガスタンドが、発行している登録フォームを記載します。
後に、ステップメールを組んで自動化していくので、メルマガスタンドで作れるフォームを設置するのがオススメです。
入手することで得られるベネフィット
提供するフロントエンド商品を手に入れると、お客さんはどんなメリットがあるのか、今の生活や人生がどのように変化していき、豊かになっていくのかを、文章や画像を取り入れながら視覚的に表現していきます。
箇条書きにしていくとわかりやすいです。
6,Q&A
よくある質問とその回答を設置していきます。
今までその商品を販売してきて、実際に寄せられた質問や想定される疑問点などを事前に回答しておくことで、登録率があがります。
この質問と回答は、ステップメールなどでも記載していきましょう。
著名人の推薦、実績者の声
業界の著名人、専門家の推薦文やコメントを記載することで、一気に商品に対する信頼性、権威性がアップします。
推薦文をもらうことが難しい場合は、実績者の声でも構いません。実績者の声は、インタビュー形式にすることで、あなたが答えてほしいことが聞けるし、リスナーにも本当のところが伝わりやすいので、登録率があがります。
以上が、フロントエンド商品を受け取ってもらうための、ランディングページの構成要素になります。
もっと省いてシンプルに作り上げることも可能ですが、多く記載されているほど、信頼性が高まるのは間違いありません。
【必要な人に、必要な価値を正しく伝える】という意識で、このテンプレート通りに埋め込んでもらえれば、登録率の高いランディングページが出来上がります。
次は、反応率を高めるために使う、細かなテクニックが3つあるのでご紹介します。
反応率を高める3つのポイント
1,申し込みボタンは目立たせる
申し込みボタンは、わかりやすく大きめの画像で表示しましょう。その際、ただ「登録する」というだけのボタンではなく、「今すぐ申し込む!」や「無料動画講座に登録する」というように、わかり易い言葉で表現しているほうが、登録率があがります。
申し込みボタンの色は、できれば目立たせたいので、販売ページに使っているメインカラーと違った配色にするのがオススメです。
信号が青だと、「わたる」、黄色だと「急げ」、赤だと「止まれ」になるので、心理的には緑を使うと、1番反応がいいと言われています。
「売れるネット広告社」で累計200億円以上の広告テストを繰り返してきた、森本公一レオ氏による結果です。
広告デザインにもよりますが、私も緑系のボタンをよく使っていて、反応も1番よく出ています。
2,特典はお金を払ってでも欲しくなるようなものを用意する
フロントエンド商品に、さらに特典を追加することで、相手に対して今購入したほうが断然特をするという心理が働きます。
特典は、前回お伝えした、PDFファイルで作成したものや、動画、音声で収録したもので構いません。
ただ、「30個全部おつけします!」とか特典は個数で勝負するのではなく、質で勝負するようにしましょう。ようは、ターゲット属性が、お金を出してでも欲しくなるようなものを用意するのがおすすめです。
数的には、多くても5個まで。フロントエンド商品を使用する際にあると便利なものを特典で2個くらいおつけするのが良いと思っています。
3,デザインはすっきりシンプルに
煽り売りするような商品を売りたい人のデザインは、ゴチャゴチャうるさい感じのデザインが多いですが、ちゃんと価値ある商品を必要な人に届けたいという方は、デザイン自体はすっきりシンプル魅せるほうが、絶対にオススメです。
ゴチャゴチャ装飾をつけすぎるものに限って、中身のない商材が多いので、デザイン的にはよくあるネットビジネスの稼ぐ系と似たようなデザインはやめましょう。
誇張したり、煽ったりして飛びついてくるような人を集めても、低俗な思考しか持っておらず、結果を出すことはできないので、かえってお互いが不幸になってしまいます。
なので、無理に目立たせるのではなく、デザインはシンプルな形で、ランディングページを制作するほうが、来て欲しいお客さんからの反応率は高まります。
ここをよく覚えておきましょう。
おわりに
ランディングページについては以上です。
ここまで、できたら登録フォームをメールと紐付けして、後は、ランディングページにアクセスを流し込みながらテストを繰り返し、成約率の高いページづくりを目指していきましょう。
参考になるランディングページや気になるページを見つけたら、保存しておくことで、今後ランディングページを作る時に活かすことができます。
これをスワイプファイルと読びますが、仕事ができるマーケッターほど、このスワイプファイルを多く持ち歩いています。
「ランディングページ集めました」というサイトが非常に参考になります。
まぁ自分で作れるようになるに越したこはありませんが、作るのが難しい場合は、プロに頼んで外注化して作ってもらうというのもおすすめです。
プロのコピーライターには中々出会えませんが、クラウドソージングを活用するのもひとつだと思います。技術的な悩みはすぐに解決できます。
一部だけ頼むという使い方もできるので、全部1人でやろうとせずに、外注化も視野に入れて進めていきましょう。
LEAVE A REPLY