新しいビジネスを思いついても、「それは売れないよ」という意見を貰うのが普通です。
でも、私がいくつかビジネスをやってみた結論ですが、売れるかどうかは売ってみないとわからないよねということ。
ある時、「筋トレダイエット」という教材を作ろうと思いました。
筋トレもダイエットも手法を教える教材はたくさんあるけど、筋トレしながら痩せるというのを教える教材はなかったからです。
なので、自分で作ろうと思ったわけ。
でも本当に売れるのかはもちろん不安です。市場調査もしました。ターゲットも決めました。身近な人にも感触を聞いてみました。
けれども、マーケティングを専門にやっている周りの仲間達にも聞いてみたけど評判はいまいちでした。
「伝えたいことがわかんないよ!」とまで言われました。
でも自分は、太った時に筋トレしながら痩せるというのが普通だったので、ニーズは多少あるだろうと考え、どれだけ売れるかは気にせずに販売することにしました。
最初は半信半疑でだったけど、蓋を開けてみればなんと一回のセールスで370本売れました。1本3000円で販売して1週間で110万円の売上です。凄くないですか?
周りの反応を気にしてやめていたら非常に勿体無いことになっていました。反応を気にせず売ってマジ正解でしたね。でも、これは上手くいった事例なわけで、いつもこんなにうまくいくわけではありません。売れないこともよくあります。
新しい商品を作る時、こういうものがあったら便利で役に立つかも知れないと考えてはじめるけど、まずなかなか受け入れてもらえないし、説明しても理解してもらえないことがほとんどです。これが普通なんです。こんな時に、自分がやろうとしているものは世の中に求められるのかが不安にならないのかと言われれば、もちろん不安です。
先日も、コンサル生の方で男性向けのヨガ教室をやりたいけどニーズはあるでしょうか?と相談を受けました。でも、この質問に私がそのまま「ヨガは女性のほうがやるよ。」と答えてしまったらニーズはないということになってしまいますよね?
市場は大事な指標だけど、そこにあるかどうかで判断したら「やめよう!」という結論が常に正しくなってしまいます。そもそも、市場があればすでに多くの人が参入しているはずなのであなたが、勝てる見込みは少ないと思うし、やるのであれば競争しなければなりません。
じゃぁ「男性向けのヨガ教室をやりたい」と思っている人はどんな市場を狙えばいいのでしょうか?
そもそもこの質問が間違っていると私は思います。
市場というのはあってないようなものだから。成功の要因にはあまり関係ないぞというのが私の持論です。
成功するかしないかは、市場じゃなくて自分の熱意、情熱なんですよ。男性向けのヨガ教室をはじめたいのであれば、市場を気にするより例えば、「今日は、男のマインドフルネスヨガの日」という文化を作るくらいの勢いでやらなきゃいけないんです。
世の中に求められるかどうかが不安になった時に大事なことは、「自分がニーズを作り出す!」くらいの意気込みと自信が必要なのです。「自分が新しい市場とか文化をつくるんや!」というつもりでチャレンジすることが大事。
なんとなく目先のお金を求めて仕事を作ったってどうしようもないですからね。
世界ではいろんな研究行われているけど、どれがうまくいくかなんてわかりません。 でも色んな分野の人が手分けして探しているから答えが早く見つかるわけです。
起業家が新しいビジネスを立ち上げる時も一緒。
社会がよくなるように、自分の暮らしが豊かになるように、みんな手分けしてサービスを作っているのです。
だから、新しいビジネスにチャレンジすること自体は、とても価値があることなんで、何か閃いたのであれば周りの意見なんか気にせずに勇気をもってチャレンジしていきましょう!
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