訪問者を離脱させずにコンテンツを読み込んでもらうためには、「新しい」ことや「へ〜っ」って思ってもらうことや「面白い」と思ってもらう必要があります。
つまり、興味を惹きつけなければなりません。
今回は、興味を惹きつけるテクニックの中から「面白い」と思ってもらえるメディアライティングについて書いて行きたいと思います。
面白いメディアライティングとは何か?
おもしろいメディアブログとは、一般的に言う「おもしろい」とは少しニュアンスが違います。
例えば、誰かと映画を見て、「おもしろかったね」というのと同じです。
コメディ映画に限らず、感動モノの映画を見ても「おもしろかった」といいますよね?
必ずしも「おもしろい=笑い」ではないのです。
メディアライテイングはおもしろいネタによって読者が増えるわけではありません。
また、楽しい言い回しをして濃い読者が増えるわけでもありません。
「おもしろい=笑い」だけでは読み手の心には響かないのです。
読者を虜にするメディアライティングの本質は「共感と感動」をしてもらうことです。
ストーリーに入り込んで感動した映画を見て、「おもろかった!」と感じるように、文章に入り込んで感動することで、「おもろい記事やった!」と感じるのです。
おもしろい記事はまた読みたくなりますし、人にも伝えたくなります。
なので、おもしろいネタを探し回ったり、おもしろい言い回しを考えたりするよりも、「共感と感動」を与える文章を意識していきましょう。
ではここから、人を惹きつけるメディアライティング3つの秘策を見ていきましょう。
人を惹きつけるメディアライティング3つの秘策
おもしろいと思ってもらうメディアライティングの秘策とは、
◯自分を登場させる
◯事例を使う
◯台詞を使う
この3つです。
多くのメディアはこの3つができていないので、共感や感動を得られない無機質なメディアに感じます。
「役立つ記事が多いメディアですげ〜!」
と思われたとしても、書き手の存在が見えないため共感と心に残る感動を得られないため記憶に残らないのです。
凄く役に立つメディアは検索すればいくらでも転がっています。しかし、共感や感動できるメディアというのはさほど転がっているようには思えません。
でここで大事なのが、読み手を虜にして、濃いユーザーを増やすおもしろいメディアにするには、「役立つメディア」ではなく「役に立つおもしろいメディア」にする必要があるのです。
これができれば、メディアにもオリジナリティが高まり、独自性のあるメディアとして評価されるはずです。
では、これから
◯自分を登場させる
◯事例を使う
◯台詞を使う
この3つの秘策を具体的にどう活用すればいいのかを、文章例を使ってひとつずつ解説していきます。
秘策1:自分を登場させる
「自分を登場させる」とは、文章の中に自分の存在を表現させることです。
私は今まで数多くの記事診断をしてきましたが、ほとんどの方の文章には自分がそんざいしません。
役立つ記事の内容にばかり意識がいってしまい、書き手の存在の見えない、無機質な文章になってしまっています。
書き手の見えない記事ほど、つまらないものはありません。
例えると、主人公の人物設定が作り込まれていない映画と同じです。
それでは、物語に入り込めず途中で見るのをやめてしまう駄作と同じになってしまいます。
とは言っても、「自分を登場させるって具体的にどうすればいいのか?」って思われますよね?
簡潔に言うと、その記事のテーマに関連付けられる、「自分の経験」「自分の想い」
これらを作り込むことです。
この「自分の経験」の中には
「テーマの実例経験」
「テーマに結び付けられる自分の経験」
の2つがあります。
「テーマの実例経験」というのは、記事のテーマに関して、自分や自分に関係ある人が、実際に体験した経験のこと。
「テーマに結び付けられる自分の経験」と言うのはテーマそのものではなくても、テーマに結びつけられる、自分の経験のことです。
そして、もうひとつの「自分の考えや想い」というのは、テーマに結び付けられる自分の考えや想いということです。
秘策2:事例を使う
「事例を使う」ことは、言葉の通り、そのテーマの実例を語ったり、実例でなくても、よくある一般的なことと、結びつけて語ることです。
結論を最初に語り、その理由と根拠を語る時、読み手がよりイメージしやすいように、一般的な事と結びつけたりします。
事例を使うと、読み手はリアルにイメージしやすくなり、「なるほど!」という納得と興味を持たせることができるので、文章自体に惹き込むことができます。
例えば、あなたがネットでモノを購入する時に、実際にレビューや活用事例が書かれているものと書かれていないものだったら、どちらを購入しますか?
当然、多くの人は、レビューが沢山書かれているほうが安心して選べると思います。
その理由は、レビューや活用事例によって「なるほど」と納得できるからですね。
上記のように多くの人が経験しているであろうことを事例として組み込んだり、実際に経験した出来事や一般的な知識を事例として組み込んだりすることで、おもしろいメディアになります。
秘策3:台詞を使う
「台詞を使う」ことによって「事例を使う」と同じように、読み手に情景をイメージさせることができます。
説明ばかりの文章ほど眠くなるものはありません。
台詞を使うことで情景を描写し、臨場感を出すことができるので、極力使うようにしましょう。
まず下記を読んでみてください。
先日、人を惹きつけるメディアライティングセミナーに行ってきました。
はじめてで緊張しました、初心者の仲間がたくさんいたので良かったです。
セミナーはモチベーションがあがりますよね!?
家で黙々と作業していても、気分が乗らなかったり、落ち込むこともあるので、いい刺激になりました。
これからも、積極的にセミナーに参加したいと思います。
こんな記事では共感できませんよね?
ではこんな記事ではどうでしょうか?
先日、人を惹きつけるメディアライティングセミナーに行ってきました。
開始前からハラハラドキドキと緊張していた私。
「すごそうな人ばっかりだったらどうしよう??」
なんて、
想像ばかりしながら、緊張感丸出しで挑んだのです。
しかし、いざセミナーがはじまって講師の方が喋り始めると、
実は殆どの方が、初心者ライターさんだってことがわかり、
ホッと胸をなでおろすことができました。
セミナーに来ている人とも、後で何人か喋りましたが、
「えっ!そんなふうにしているんだ!」という新しい気付きも
得られて、私も負けてられないな!
そして、みんなに負けないように頑張ろうと思えた1日でした。
最初記事では、セミナーに行ったことを単に説明しているだけの文章。後者の記事は情景や心の中の言葉も描写することで、イメージさせ、感情を表現している文章です。
どちらが、人を惹きつけられやすいのかおわかりですよね?w
後記
役立つことだけを書いた記事というのはどこか無機質です。
何ら、取説を読んでいるときと変わりません。
書き手の見えない文章ほどつまらないものはありませんからね。
なので、
・自分をストーリーに登場させ、語ることで共感や感動をさせる
・事例、例え話を用いて「なるほど!」と感銘させる
・台詞を使ったイメージを演出して臨場感をだす
といった工夫をしていくことで、「役立つ記事」が「おもしろくて役立つ記事」に変わるのです。
ただ役立つ記事だけでは、記憶に残りません。読者を魅了するためには、おもしろく役立つ記事として「共感と感動」を与えることが大事です。
そのためにも
◯自分を登場させる
◯事例を使う
◯台詞を使う
この3つの秘策を活用して書いて行きましょう。
きっと、あなたの文章は劇的に生まれ変わり、見違えるようにおもしろいメディアと変貌することができるでしょう!
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