「人生に意味があるのか無いのか」について考えたことはありますか?
私はあります。
自分が生まれてきた意味があって、それを達成するために生きているとしたら、すごくカッコイイし、テンションも上がりますよね。
多くの起業家がこう考えている気がします。
「生きた証を残す」とか「自分の存在の意味を示す」とか、そんな果てしなく情熱的な思いで世界を変えていく起業家を目にすることがあります。
でも、私は「好きなものは散歩と老荘思想と日当たりの良いベランダ」というタイプの起業家なので、人生には意味なんてないと思っています。
20代の頃は「人生に意味があったらいいな」と思っていましたし、「人生を有意義にするために毎日を必死で生きよう」と考えていました。
30歳の誕生日の前日まで。
でも、30歳を迎えた日に目が覚めたとき、こう感じました。
「人生に意味なんてないし、有意義にする必要もないな」
意味がないから、目的もないし、失敗もない。
自分で意図して生まれてきた人はいないと思います。誰もが「生まれてから、意図が形成されていった」はずです。
だから、私たちが何か目的を持って生まれてくることはありません。
結果として、人生に意味なんて無いのです。
でも、私はそれをポジティブに捉えています。
「目的がないなら、失敗もない」
もし、人生に目的があって、例えばスーパーマリオの主人公のようにステージをクリアして最終的に敵を倒すという目的が決まっていたら、途中で失敗したら「失敗」になりますよね。
でも、私たちの人生はそういうゲームではありません。元から明確な目的なんてないのです。だから、失敗もない。何が起ころうが、それは「失敗」ではありません。
こう考えられるようになってから、挑戦する機会が増えました。
起業なんてやっていると、人生の大半はうまくいきません。毎日失敗が続いているように感じます。
もちろん、起業するからには「こういう社会にしたい」とか「こういう売上を達成したい」という明確な目的やビジョンが必要ですし、それ自体は悪いことではありません。
でも同時に、「何が起ころうが、そもそも人生に失敗など存在しないんだ」という気持ちも持っておくと良いと思います。
我々は、ただ生きているだけです。
人生に意味や目的などありません。だからこそ、「失敗しない世界」で、思う存分自由に生きることができるのだと思います。
失敗したくない、こんなことをやったら失敗するかも、そんな気持ちが湧いてきたときに、ぜひ思い出して一歩踏み出してみてください。
それでは、今日も社会貢献に励みましょう。
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