こんにちは!WebコンサルタントのKentです。
最近出版ブームみたいになっていますね。 あちこちでどうでもいいような内容で、たくさんの本が商業出版、電子書籍という形で世に送り出されています。
言い方が悪いかもしれませんが、出版社も次々に本を出さないといけないわけで、彼らも常に売れそうなネタで本を書ける人を探し回っているという感じです。
そういった出版社のニーズと、本を出して実績として活用したい!という人をマッチングするような出版プロデュース、出版コンサルティングっていうのがかなり多くなってきています。
内容がスカスカな本は出して意味あんのか
書店には似たようなタイトルで、ひたすら同じようなことを言っているだけの本がたくさんあります。特にビジネス書のコーナーは、ウェブの世界と一緒で情報インフレが起きていると感じています。
最近じゃ、本当に情報が欲しいと思ってビジネス書を買う人なんかいなくなったんじゃないでしょうか?少なくとも私はそうです。
しかし、ブログなどと違って、出版はまだ少しハードルが高いと思われているため、「出版しました!」といえば勝手にすごい人だと思ってもらえます。
それを利用して、出版コンサルタンがボロ稼ぎするという、そういう状況になっているんですね。ですが、まあそうやって世に出た本は、正直つまらない本がほとんどです。
人が求めているのは、独自の視座や視点にになってきていることは、以前の 記事でも書いた通りで、正直、出版という形で良質なコンテンツを新しく発表することは、かなり難しくなってきています。
ネットにアクセスすれば、大概の情報は入手できるので、まだ誰も知らないことで、すごく重要なことをキャッチするのは、かなり情報通な人にしかできないでしょう。
だから今ある情報やコンテンツに、「私はこう思う」とかっていう独自の視座や視点を盛り込んで情報を再編集できる技術がないと、出版しても全く売れません。
今はどちらかと言うとノウハウに興味があるのではなくて、その著者がどう考えているのかというところに、興味が移ってきているわけです。
だからとりあえず出版したいから、商業出版コンサルタントにお金を払おうとしているあなた!
あなたは、情報に自分ならではの視点を守り込める自信がありますか? そしてその視点はしっかり興味を惹けるものですか?
メッキはすぐに剥がされる
本を出版する事っていうのは、確かに何かしらの信用やステータスになりますから、それをビジネスに活用するために、コンサルタントや士業の方が本を出すのは間違ってるとは思いません。
しかしちょっと考えてみてくださいね。恐ろしいほどに出版した本の事実っていうのは消すことができません。物が残ってしまいますから、一度世の中に出した本は完全消去することは絶対にできません。
つまり、どれだけ薄っぺらな内容でも、ずっとその人の実績として残ってしまうのです。
出版することが大切なのではなく、本来は中身が大切なことなんてみんなわかっていますから、今後誰でも出版ができる世の中になってしまえば、自ずとメッキが剥がれてしまうことは間違いありません。
それはなぜかと言うと、情報過多になっていくにつれて、本物を見極めようとする力が働き始めるからです。
例えば、ウェブサイトが溢れていくほど、Googleは、質の良いサイトを見極めるためにアルゴリズムを強化していきます。これによって中身のないサイトを大量に作って SEOと呼んでいたクリエイター達が大打撃を受けました。
他にも、昔は医者なだけで 、先生と呼ばれて敬われていましたが今は良質な医者を探すためのサイトや本がたくさん出ています。これはコンサルタント士業にも同じことが起きているのです。そのためみんな質の高い本物を見極めたくて必死になっていってるのです。
「一生メッキに騙される人と付き合っていく」と決めているなら、二三重とメッキを塗りたくっていけばいいですが、世の中の人は本物を見極める力をつけてどんどん賢くなっていってます。
まさにメッキが剥がれる時代になっているんですね。だから中身のない本を出していれば、「あのくだらない本を出している人でしょ?」と一生涯に渡って言われるかもしれません。
そんな可能性がある中、何十万も何百万も出版コンサルタントにお金を払おうとしている人がたくさんいます。出版コンサルタントに、煽られているなら一度立ち止まって考え直した方がいいと思いますよ。
ブログをコツコツ作っていった方が実益になる
もし、出版に興味が出てきたんだけど文章を書いた経験があまりないという人なら、むしろブログをやって頑張っていった方が、何倍も実益になります。
私も少し商業出版を考えた時期がありますが、ブログに振り切ってコンテンツ配信を頑張った結果、はるかに実益という恩恵を授かることができました。
理由はいくつかあります。
コンテンツ力を鍛えられる
本と違って、今のブログの世界は、コンテンツ重視の実力社会になっていると言えます。ブログは誰でも簡単に作れるからこそ、質の高いものしか残っていきません。
表示されているブログやソーシャルメディアでバズが起こる記事は、まず質が高くて面白いものが多いですよね。この時代に人気ブログになるということは、質の高いコンテンツやキュレーション技術がある証拠だと言えます。
ブログやソーシャルメディアなどハードルが低いところで人気が出るというのは、逆に質が磨かれているということなのです。その過程で、メッキではない本物の発信力や影響力が身につくことができるわけです。
私も発信を3年以上続けた今だからこそ言えますが、「 勇み足で商業出版なんてしなくてもよかった」と心から思います。
昔だったら余計にクズみたいな本を出していた自信がありますからね。今なら少しはまともなものが書けるかも。それくらいの実力はブログによってつきました。
しかも本と違って、ブログは後から記事を消したり書き換えたりできますからね。自分が気に食わなかったら消せばいい 。そういうこともできるわけです。
実際に、初めてブログを書き出した頃の記事なんか今読んだらめちゃくちゃ恥ずかしいことばかり書いています。
ブログやっている人ならみんなそう思うはずです。
でも、削除したりリライトして文章を改善したりすることができ、 さらにそれが SEOによって上位表示されたりするわけですから、めちゃくちゃメリットが大きいわけです。
お問合わせが発生する
もう一つ実益になる理由は、 ブログはお問い合わせが発生するということ。
本を出しても、その本から実際にアプローチして問い合わせや注文がくるケースはそこまで多くないでしょう。
今日ベストセラーになれば別ですが、基本的に「権威性」や「ブランド力」を強化する意味しかありません。
それに比べると、ブログは別の世界ですから相手にそのまま行動してもらうことが可能なのです。
例えば、
ブログを読んでいて、気になってもらえたらお問い合わせフォームから連絡がきたり、もしくは素晴らしい記事だと思ってもらえたらコメントを入れてくれたり、Facebookでフォローしてもらえたりする。
そうやって読者が、実際に行動を起こして自分と関わりを持つきっかけになってくれます。
さらに過去記事は資産として、積み重なっていきますので、続ければ続けるほど効果は飛躍的に上がっていくというのがブログの良いところなのです。
私の場合でも、ブログで月に何十万人もの人に自分のことを知ってもらい、お問い合わせや注文を大量に頂いております。
生半可な時期に出版コンサルタントに乗せられて、商業出版なんかしていたらこんな恩恵は授かれなかったでしょう。
今思うと本当良かったと思います。
以上です。本日もよい1日を!
ハブアナイスデイ☆
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