こんにちは!
Web資産構築コンサルタントのKentです。
私は 毎日こうやってブログで情報発信しながらも、企業や個人の方に直接マーケティングのアドバイスをして稼がせてもらっているわけですが、最近は新規の見込み客からの相談も多くなってきました。
ブログに相談に来る方は、これからビジネスとして形にしていこうとしている起業準備中の方、ビジネスを始めて少し経つけれどあまりうまくいっていないスタートアップの方のどちらかが多いです。
そこで、ビジネスモデルを明確に売れるものにしていくために必ずやっていることがあります。
それは、「ターゲットを絞り込む」ということです。
売れる商品設計のためには、必ず必要になってくる部分ですが、今日はそこについて私がいつもやっているワークというものをお伝えしていきたいと思います。
ビジネスのターゲットがぼやけている方や、人の心に刺さるライティングをして、集客効果を高めたい方は是非読んでみてください。
最高の商品が売れるわけではない
そもそもなんですが、どういった商品を作れば売れるのかということを、理解できていない人があまりにも多いように思います。
いつも言っていることは、「売れる商品=最高の商品」ではないということです。
特に起業したての頃は、メンタル的にも「まだまだこれから」という気持ちがあるので、とにかく商品の品質を高めることを重要視してしまいがちです。
「業界内で最高の品質になれば、きっと売れるに違いない!」と考えて、競合他社を 羨んだり、ライバル視したりして少しでも品質を向上させようとします。
でも実は大事なのはそこじゃないんですよね。
そうじゃなくて、「売れる商品=ベストな商品」という風に思った方がいいです。当然、品質が低い時代には、とにかく品質が高いものを欲しがる人が多いわけです。ですが今はもう、品質が高くてまぁまぁ安い物っていっぱいあるわけですよね。
だから人は、いいものが欲しいわけじゃなく、自分にとってベストなものが欲しいのです。
まずは、いいものではなくてお客さんにとってベストなものを作るという考えが大事なのです。こう考えれば、売れる商品どういうものなのかということが、明確に見えてくるようになります。
ベストな チョコレートケーキを作ってみよう
じゃあ、ベストな商品を作ろう! となった時に一番最初に何が必要になると思いますか?「それは、誰にとってベストか?」ってことだと思います。
「とにかく売れる商品」から、「ベストな商品」に言い換えた瞬間に出てくるのが、「誰にとってベストなのか」 という思考です。
まさにこれがターゲティングするということになります。これを細く突き詰めていくことで、売れる商品というのが、作りやすくなります。
例えとして、今からターゲットを絞り込みながら、「ベストなチョコレートケーキ」を作っていくとしましょう
①ベストなチョコレートケーキ
単純にベスト。これだけではちょっと想像しづらいですね。結果として出来上がるのは
→美味しいチョコレートケーキ
くらいの特徴にしかなりません。
②疲れた人にベストなチョコレートケーキ
「疲れた人」っていうのをターゲティングにすることで、 誰にとってベストなのかは、少し想像しやすくなったと思います。
「チョコは疲れを癒してくれるもの」だと思っている人も案外いますので売れるかもしれませんね。
→疲れが癒される成分が配合されたチョコレートケーキ
が出来上がります。
③疲れた男性にとってベストなチョコレートケーキ
「男性にとって」とよりターゲットを絞ったことで、さらにベストがイメージしやすくなりました。
甘いのが苦手な男性も多いかも知れないから、
→ビターで疲れが癒される成分配合のチョコレートケーキ
とかだといいかもしれません。
④疲れた40歳の男性にとってベストなチョコレート
さらに40歳という年齢を絞り込んでみました。
40歳なら、ちょうど 太り始めてカロリーを気にしていることでしょう。それなら、
→ ビターで疲れが癒される成分配合、さらにカロリーオフで作られたチョコレートケーキ
とかだと、この人にぴったりのチョコレートかもしれませんね。
⑤ デスクワークに疲れた40歳の肥満男性にとってベストなチョコレート
さらに、デスクワークが中心の男性に絞り込みました。
ということは、目が疲れているかもしれません。 それなら、
→目の疲れを癒す成分配合のカロリーオフなチョコレートケーキ
こういった商品になりますね。
⑥ 単身赴任で不規則な生活が続いて疲れが溜まっている40歳男性営業マンにとってベストなチョコレートケーキ
ここまでくると段々、ターゲティングが細かくなってどんな人に食べてもらいたいのか明確になってきましたね。
単身赴任で不規則な生活が続いて疲れが溜まっている。単身赴任なのでもしかしたら、栄養不足だったり健康に気にしているかもしれません。
ならば、
→ビターで体の疲れを癒してくれる成分配合で、さらに1日分のビタミンとタンパク質が摂れるチョコレートケーキ
こんな商品があったら、 まさに自分のためにある商品だとなるかもしれません。
こうやってはワークをしていけば、 いくらでも商品が作れそうです。
もうお気づきかもしれませんが、結局「誰にとってベストか」ということを絞り込んでいくと、ターゲットが絞れていくのに対して、商品の特徴は増えていくんです。
こうなってくると、6番目の全ての特徴にピタリと当てはまる人にとっては「自分のために作られたような商品だ!」となりまし、
それ以外の特徴、例えばカロリーオフだとか、目の疲れがとれることは、別に想定はしていないけども女性にも引っかってくるようになるわけです。
絞り込むと顧客は増える
よく、 ターゲットを絞り込んだらお客様が減るんじゃないかという心配をしている人はいますが、逆です。
増えるんです。
これはターゲットを絞ることで、お客さんは増えるという話のロジックだったわけです。
ターゲットを絞るというのは、悩みの種類をたくさん想像するってことになるので、逆に商品のバリエーションや特徴は増えていくということです。
だから結果として、沢山の層にアピールできるようになるのです。
今回のワークは、簡略化して紹介したので、ちょっと変なチョコレートケーキが完成しましたが、雰囲気はつかめたでしょうか?
ベストな商品を作ろう!という考えを持ち、「誰にとってベストか?」というところを突き詰めていくことで、ターゲットが明確になり「刺さる商品」や「刺さるライティング」というものが、自然とできるようになってきます。
迷ったら一度、自分の商品を上の「チョコレートケーキ」のところに当てはめて試してみると良いかもしれません。
特に、スモールビジネスは高収益&コンバージョンが非常に重要になってきますので、この絞り込みという考え方を是非参考にして、人に刺さる商品と文章を目指していってください。
というわけで今日はここまでです。
ハブアナイスディ!☆
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